行政書士レイ国際法務事務所

3.11から思うこと

14/03/11

こんにちは。行政書士の東麻未(ひがしあさみ)です。

2011年3月11日に発生した東日本大震災から今日で3年。
4月には全線で運行再開する三陸鉄道という嬉しいニュースもあれば、復興庁によると、岩手、宮城、福島の被災3県では、自宅を離れ、避難している人は約27万8000人。このうちおよそ10万人が、いまだプレハブの仮設住宅に暮らしているそうです。
長くもあり短くもある3年でした。

私自身、地震発生時には、東京の事務所におり、横浜の自宅は停電して、家族とはそれぞれバラバラのところでしばらく連絡がとれず、帰宅難民となり、翌朝まで事務所で過ごしていました。

電話が不通、テレビもない事務所の中で同僚と二人、ラジオのニュースだけが頼りでとても心細い思いをしたのを覚えています。

震災後、在日外国人や外国人旅行者への災害情報の提供が不十分であるために、外国人は正確な情報を得ることが難しいなか、大きな混乱が生じたことが報道されました。
交通機関の運休状況、駅のアナウンス、帰宅経路。おそらく今も変わりはなく、これからの課題なのだと思います。

株式会社ジープラス・メディアが、『ガイジンポット』というサイト上で、2011年3月11日に起きた東日本大震災に対する外国人の想いや体験談を募集し、紹介しているのを読みました。

「私はよほどのことがない限り、日本に在住し続けることに決めました。日本でお世話になった人達を置いて帰国することなんてできませんでした。」
という言葉がありました。

震災後、私も多くの外国人のお客様から、多くの外国人が日本を離れたけれど、私は日本が好きだから、日本にずっと住みたいですという同様の言葉を聞きました。

震災の時、被災地の方々を助けたくても何もできないという無力感が多くの人にあって、私もその一人でしたが、これからの復興には、できることがあるのではないかと思いました。

外国人向け生活情報ポータルサイト『ガイジンポット』(日本語)

改めまして被災地の皆さまが1日も早く穏やかな生活に戻れることを心よりお祈り申し上げます。